SUZUKI GN125Hとは?


全天候型原付(キャビーナ) を手放した後、125ccの小粋なバイクを探しておりました。
HONDA CBX125Cと最後まで悩みつつ、中華GN125の極上車(中古車)を手に入れました。

GN125に関してぐぐりますと、多くのサイトが出ますのでそのあたりの説明はおまかせするとして
基本的な型式違いを記載しておきます。

GN125の型式変遷

 国内生産  型式
  GN125E('82.4-):初期型
  GN125EJ('88.2-):カラーリングの変更
  GN125EK('89):小変更
  GN125EM('90):カラーリングの変更
  GN125ER('94):ライトを常時点灯式に変更
  GN125ES('95):最終型

 中国生産
  GN125
、初期型:仕様はほぼ日本国内生産最終型に準じる。
  
GN125H(2005-):エンジンの改良により出力向上(11.5ps→12.5ps)
  
GN125F(2006-):22ヶ所もの大幅改良
  
GN125HF:中国公安仕様


 中国生産
  
HJ125-8:完全にSUZUKI BRANDではなく、豪爵(Haojue)BRAND仕様



この中国生産をしているのは、1992年に設立された
                
江門市大長江集団有限公司(Jiangmen Grand River Group Co., Ltd.)」という会社です。


 1993年
 スズキが大長江集団へ技術供与を開始し、スズキの二輪車生産開始。

 2002年
 スズキ(60%出資)+大長江集団(40%出資)との合弁で、二輪車の
R&D会社も設立

 2006年
 二輪車のR&D会社が、125cm3のスクーター
「麗彩(LEECY)」を開発

 2007年
 スズキ(40%)+中国富洋実業が50%+香港豪爵投資が10%出資し江蘇省常州市に
 二輪車の生産、販売を行う合弁会社「
常州豪爵鈴木摩托車有限公司」を設立



スズキ公式HPのニュースリリースを見るだけでも、やはり四輪でもインド・中国の現地生産に
力を入れているスズキらしく、二輪も、ホンダ、ヤマハ、カワサキよりも遙かに技術供与している
中国メーカが多いです。
(1999年12月現在で、スズキ7社、ホンダ4社、ヤマハ5社、カワサキ1社ですからね。)


そんなこともあって、現在、中国の二輪車業界のTOPメーカが、大長江集団らしい。
2003年のシェア


主にSUZUKIブランドと、豪爵(Haojue)ブランドを展開しています。


いろいろ調べてみたところ、中国=ヤバいというイメージがありがちですが、
この大長江集団(ISO9000も取得済)は、なかなか品質的にも国産並なのではと
思わせる感じがします。さて、これから国内GN125との差もあるのかも知れませんが、
元々シンプルなバイクなので大きな問題にはならないと思ってます。




さて、手に入れたGN125Hですが、かれこれ18年前?(歳ばれるな)に、
自動二輪の小型限定を試験場にチャレンジしていた時に乗った以来のGN125です。
(当時の小型二輪車両は、GN125だけだったと思います。それ以外見たことがない。)

まさしくミニVoltyな感じです。またもやGN125のタンクを膝で挟むとは思いませんでした(笑)


 
 


(2008/11/29)