フロントフォークのO/Hをしてやろうと、オイルシール部品一式は注文していたのですが、
まだ大丈夫そうだったので、今回はフォークオイル交換のみです。
(作業を午後から始めたので、やりきる時間がなかったというのもあるんですが・・・)
まずジャッキアップする前に、ブレーキキャリパーを取り外し、
フォークのアクスルクランプボルトを2本づつ外します。
さてアクスルボルトを緩めるのですが、
右側は、M14の高ナット(これがホームセンターには売ってないんです・・・。ネットで購入\423)
を22mmのメガネレンチで
左側は、M12の高ナット(これはどこでも買えます。\100ぐらい)
を17mmのメガネレンチで
えいやっと、緩めます。
前回購入したリアのメンテナンススタンドを使った状態で、フロント側にジャッキをかまして、
2箇所にウマをかませます。右側がマフラーの取り廻しがあってかませにくい。
ブレーキキャリパーは結構重くて、ホースに負担をかけてはマズいので、タイラップでラジエター廻りの
ホーンステー辺りにくくっておきます。
ここから、フォークを抜いていきます。
アッパーフォーククランプボルト(14mm)
ロアフォーククランプボルト(12mm)×2箇所 を緩めると、スルスルフォークが抜けます。
途中のロアフォーククランプボルトあたりで一度止めて、締めておいて
フォークのトッププラグを緩めておきます。
フォークが外れました。
トッププラグを外します。
このように、トッププラグは、ピストンロッドと繋がっております・・・。
スペーサをフォークスプリング押さえつけると、ボルトが見えてきます。
ここのボルトを緩めて、トッププラグを外し、ワッシャー、スペーサ、ワッシャー、フォークスプリングを
順に抜きます。
さて、ここでピストンロッドプーラ:57001-1298なる、特殊工具を付けろと、サービスマニュアルに
書いてあるんですが、M10×P1.0(極細目)でピッチが細かい特殊なモノ
しかし、M10×150mmのボルトとM10高ナット(合わせて\200程度)を使ってみました。
もちろんM10×P1.5(並目)でピッチ違いますが、1ピッチぐらいならかかるのでこれで充分代用出来ます。
まるで、特殊工具と変わらない使いやすさ・・・・。なんて
サービスマニュアルに従って、10往復以上ストロークして、中のオイルを全て出します。
ひっくり返して、数分放置する。
これが、6年以上使われたフォークオイル。異臭がするわけではないのでマシな方かもしれませんが、
粘度がかなりありません。サラサラオイルです。ちょっとヤバいなこれ。
さて、新品オイルを用意します。
例によって、先日のGN125の続きなので、SUZUKIオイル(中身はSHOWA)になります。
サービスマニュアルでは、オイル交換時
405mLとありますので、その値で・・・。
(分解・組立時は、474±4mLです。)
最圧縮状態で、ピストンロッドを5往復以上行い、エア抜きをしつつ、数分放置
オイルレベルを計ります。フォークオイルレベルゲージがあれば完璧です。
L字スケールで当てながら、クルマのエンジンオイルのレベルゲージ風にして確認してます。
少し足らないので、30mLぐらい追加しまして・・・
オイルレベル:124±2mm(フォークスプリング無し、最圧縮時)
に入りました。
その後、フォークスプリング、ワッシャー、スペーサ、ワッシャーを入れて、トッププラグを取り付けます。
トッププラグを取り付ける際に、ピストンロッドのネジ部長さを11mmにしておきます。
(サービスマニュアルより)
もう片方のフォークも同様に作業して、完成。
フォークガード(ZRX1200R用)が汚くなってたので、取っ払いました。(両面テープで付けてるだけなので)
あとは、車体に元通りに取り付けて完成です。
なんだかんだいって、4時間半かかりましたね・・・。日が暮れそうだった・・。
オイルシール交換で、フロントフォークO/Hする際は、朝イチから作業しないと
確実に一日では作業完了しないとでしょう。。。
今回でだいぶ要領はわかったので、次回チャレンジしたい・・・
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